「地下鉄(メトロ)に乗って」浅田 次郎 [浅田 次郎]
先ほど妻と書店に行き【世界の日本人ジョーク集】
と【仕事が速くなるフリーソフト活用術】を購入
を食べてきました。 少し体調が戻ったようです
「幸せとは、懐かしさの中にあるのではないか。ときおり、そう感じる。
人は、だれしも生きてきた土地と時代に無縁ではいられない。
家族という血縁から逃れられないように。
そのために、自分の思い通りには生きられず、苦しみばかりを味わってきたという人は多いかもしれない。
だが、年月を経ることで、自分とかかわったさまざまな縁のかたちが、ちがった側から見えてくる。
過ぎた日々は戻らない。
起こった事実を受けとめるしかない。
無心になって過去を振りかえると、そのときには気がつかなかった、かけがえのなさと親しみを覚えることがある。
懐かしく思い始めるのだ。」 吉野 仁
多少長い引用でしたが「地下鉄(メトロ)に乗って」の解説を書かれた吉野 仁さんの書き出しです。
確かにその通りですね
すべてが込められた名解説だと思います(おいおい、本文じゃなく解説に感動したのか・・)
もちろん本文の終わりまで10~14ページ目からはお決まりの涙がにじんでしまいました。
家族というもの特に父親の過去を知ることは素晴らしいと感じました。
親がいなければ今の自分はいないのだし・・そうして過去から未来永劫繋がっていくのが宿命を背負った人間という
素晴らしい生き物なのでしょう
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